無題

 

 

 まずこのブログを訪れてくれた方ありがとうございます!こんにちは、ねねです。

 

 今回、私は2021年のカムバックでオネノプが発表した「Beautiful Beautiful」そして「Ugly Dance」を聞いてから長らくIncomplete」という2017年のアルバムの収録曲との対比が出来るんじゃないかとずっと思っていたので、たった今指を動かし始めました。

 始めに申し訳ないのですがわたくし理系でして、なるべく国語に触れないようにここまで生きてきたので、多少語彙力の不足や文章の拙さはあるかと思いますが最後まで読んでいただけると幸いです。どうしても書きたくなっちゃったので頑張って書きます。あくまで自分の解釈や思ったことをひたすら並べているので文脈やちょっとした解釈違い・訳ミスみたいなのは許してください汗( 読者の皆様が基本的な온앤오프の情報は知っている前提で語っております。あしからず)

 

 早速ですが本題です。

 オネノプは2017年にWMエンターテイメントからデビューした男性アイドルグループです。2018年に発表されていた「Incomplete」という曲に対し、2021年に発表されオネノプの人気を確たるものとした「Beautiful  Beautiful」そして「Ugly  Dance」が解答というか彼らの成長を表しているような気がしているので、それについてひたすら語っていきたいと思っています。

 

 まずオネノプの背景についてですが、彼らのアイドルとしての活動は初めから決して楽な物ではありませんでした。デビュー時期が某100人系オーディション番組のデビューグループなどと被ってしまったり、デビュー直後にミックスナインというYG主催のオーディション番組に出演、一部メンバーはデビューメンバーにも選ばれますが事務所同士での揉め事でデビューはおじゃんになったり。このオーディション番組は結局あまり注目されることもなく終わり、オネノプはデビュー直後の一番大切な時期をこのオーディションによって潰されてしまいます。

 この忌々しきオーディションの後に発表されたアルバムが「You Complete  Me」、そしてそのアルバムの収録曲が「Incomplete」です。タイトル曲「Complete」では「君が僕を完成させる」「僕の夢の全てが君だ」などと、受動的で守ってあげたくなるような歌詞と爽やかなパフォーマンスが印象的です。この曲もパフォーマンス含め男性アイドルのタイトル曲にはなかなか見られない雰囲気でオネノプらしい曲ではないかと思います。

 

 そして、本題の「Incomplete(未完成)(原題: 말고 (僕以外のみんな))についです。

 この曲はまず、Hey goodie.と語りかけるところからイントロが始まります。goodie(goodyの言い換え)というのは、ロングマン英和辞典によると、

 

goody1 /ˈgʊdi/ [名] (goodies) 〘インフォーマル〙  

1 goodies ごちそう, おいしいもの, おやつ

• We brought lots of goodies for the picnic.

ピクニックにごちそうをたくさん持って来た.

2 goodies いいもの *1

• The competition gives you the chance to win all sorts of goodies.

その懸賞に応募すればいろいろなすてきな景品が当たります.

3 C通例複数形で》 (goodie とも) (本・映画などの) ヒーロー役, 正義の味方

• the goodies and the baddies

ヒーロー役と悪役

 

という意味があるそうです。この曲においてはおそらくgoodieというのは3番の意味であると考えられます。つまり、本や映画のヒーロー・正義の味方に語りかけるところから始まります。この時点で、この歌の歌い手はいわゆる主人公ではないということが伺えます。

 この曲全体を通して、歌い手は主人公になれない劣等感を歌っています。「君として生きてみたらどうだろう」「僕はどうしていつも余集合なの」と妬みのようなものが歌詞に表されています。私が初めてこの曲の歌詞を自分で訳してみたとき、こんな曲をアイドルに歌わせるのかと驚いた記憶があります。人々の偶像(アイドル)であるべきアイドルが「主人公になりたい」「君としていきたい」なんていう妬みのようなものを歌うなんて、と驚きました。輝きの中心、象徴のようなイメージが強いアイドルがこんなに生暖かい歌詞を歌うなんて。こんな歌詞もあるからこそ、オネノプには他のアイドルと違った親近感や人間味というものを感じられるのではないかなと思っています。さらに、この曲の中で「皆んな背が高くてどうしてそんなにかっこいいんだ」という歌詞があります。この歌詞から歌い手が憧れている""は、いわゆるアイドルなんじゃないかと解釈できます。他のアイドルみたいに背が大きかったら、かっこよかったらと叶わない叫びを諦めのように歌っているのが苦しいです。

 

 また、先日のラジオで、WMは当時小さめの可愛い子を集めてオネノプを作ったということが判明しました(モネクのミニョクさんのラジオに出演した時のエピソード)  。その頃の(というか今もですが)アイドルは背が現実離れした整った顔のアイドルが主流だったのではないかと思います。その流行の中あえて、WMは小さくてかわいい子を集めたそうなのです。つまり、オネノプのメンバーを集める時点でWMエンターテインメントさんはいわゆる"アイドル"を作ろうとしていなかったことが分かります。

 WMは、自分たちで背の小さくて可愛らしい子達を選んでおきながらこんな歌詞を歌わせてるんです。なんて事務所でしょう、大好きです。

(今思うと、英題である「Incomplte(未完成)」というタイトルも、まだ未完成で自分に自信が持てなかったオネノプを表しているような気がします。本当にそのような意図が込められていたとしたら鳥肌ものですよね。)

 

 

 

 そして、今回そんな「Incomplete」と比較するのがはじめての正規アルバムのタイトル曲「Beautiful Beautiful」と、そのリパッケージアルバムのタイトル曲「Ugly Dance」です。この2曲に関しては色んな人が解釈をしてくださっているので薄らと語りたいと思います。

 まず、「Beautiful Beautiful」は、キャッチーなリズムやアカペラパートなど、インパクトが強く初見の人でも耳に残る曲になっていると思います。「僕は美しい」「僕たちの叫びがまさに芸術」「僕がなりたいのは、ナンバーワンじゃなくてオンリーワン」と誰もが自分に重ねられるような歌詞なのではないかと思います。

 そして「Ugly Dance」についてです。リパケアルバムで正規タイトル曲の「Beautiful」と対になる「Ugly」という単語が用いられているのがおしゃれで好きです。この曲は、「Beautiful Beautiful」の要素を少しずついれながらも、全くビュビュとは別の曲になっていると思います。少しテンポの遅めのビート、サビのサウンドなどかなり新鮮な雰囲気の曲です。この歌では、「致命的なアイドルが多いじゃない」「新しいことをしてみよう僕ら」などとビュビュの続編に相応しく自分らしさを追求する歌詞になっています。ビュビュとUgly Danceの大きな違いとしては、ビュビュは誰もが共感できるみんなのための歌だとしたら、Ugly Danceはオネノプ自身のための歌という感じがします。曲の雰囲気もそれに合わせてビュビュは大衆向け、Ugly  Danceは聞けば聞くほどよさのわかるいわゆるスルメ曲だと思っています。ちなみにこの“致命的なアイドル“というのは直訳であり、意訳するとかっこいいアイドルのような意味らしいです。つまり、「Ugly  Dance」でいう“致命的なアイドル“は「Incomplete」でいう""のことを言ってると思います。

 「Incomplete」の時は、致命的なアイドル()のようになれなくて劣等感を感じていたけれど、「Ugly  Dance」を歌う今、自分を貫いたまま新しい方法で認めてもらえるようになったよと伝えてくれています。これは言い換えれば、昔の自分たちは他のアイドルと比べて悔しい思いをしたけれど、こうやって自分たちがやりたいこと・表現できることに自信を持てるようになったんだということを表しているような気がして、オネノプ自身の成長を感じました。どこまで歌詞にオネノプ本人達の意思が組み込まれているかは分かりませんが、彼ら自身の変化がこの歌詞にも表現されているならいいなと思います。

 

 「Ugly Dance」の歌詞を見た時、オネノプが2018年の彼ら自身に解答を出してくれたように感じました。

 2018年から2021年までの間オネノプには本当に様々なことが起こりました。もちろん良いことだけではありません。メンバーの脱退やコロナなど様々なことがあり、思い通りにいかなかったことも多かったと思います。一方で、2020年にはロードトゥーキングダムへの出演という一大イベントもありました。このロトゥキンへの出演がオネノプのアイドルしての未来を変えたと言っても過言ではないと私は思っています。それまではかなり製作費をかけたPVや素晴らしい曲、パフォーマンスがあっても努力やクオリティに値するような人数の人に見てもらえない期間が長く続きました。それは、ロトゥキン出演後の初のミニアルバム「Spin Off」以前の初動やPVの視聴回数を見ていただるとわかると思います。本人達もファンもそれに対してずっと苦しい思いをしいました。

 WMは自分たちの描いたストーリーの軌道にオネノプを載せるため、ロトゥキンの出演という賭けをオネノプにさせました。実際にオネノプはロトゥキンでファンダムを増やすことができていなかったら「Beautiful Beautiful」や「Ugly Dance」を本当の意味では歌うことはできなかったんではないかと思います。デビューから自分たちの道を貫いたまま、沢山の人に徐々に自分たちの存在価値を認めてもらって大きくなったオネノプがこうして美しい!と叫ぶことに大きな意味があり、人々の心に響くのだと思います。デビューしてから辛いことも経験して、いろんな意味で大人になった中その状況を多くの人に認めてもらえるようになった階段ドルであるオネノプだからこそ、この2曲を説得力を持って歌えるんだと強く思います。

 

 そう考えると、デビュー時からMVのストーリーや世界観が決まっているように、オネノプが階段ドルとして世間に認めてもらえるようになるストーリーももしかして全部WMは最初から考えていたことではないかという錯覚してしまうんです。手のひらの上で踊らされているような気分になってしまいます。

 

 はい、ということでここまで、メンバーに全くフューチャーせず、オネノプの成長と過去曲と新曲の歌詞の成長のリンクについて自分なりの解釈をひたすら書きました。見づらくて本当に申し訳ないです。友達に3年ほど前にオネノプというグループを紹介してもらってから波はありますがずーっと好きで、これ以上に推せるグループはないと思うし、最初で最後のここまで応援できる推しだと思っています。

 そんな推しが昨今の音源チャート1位や音楽番組1位が現実になるとは本当に思っていませんでした。この結果は、今まで変わらずに頑張り続けてきたオネノプ、そしてそのオネノプを見つけてくれた皆さん、熱心に布教してくれた皆さん、オネノプへの愛を伝えてくれた皆さん本当に皆さんのおかげだと思っています。本当に誰目線だよって感じですが笑。全てにありがとうと感謝を伝えたいです

 

ここまで拙い文章を読んでいただき本当にありがとうございました。このブログに関して物申したいことや感想などがある方はぜひマシュマロに送ってくれると嬉しいです!

 

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参考文献

ukmao 様 つれづれ日記「【歌詞和訳】ONFIncomplete

http://komako.hatenadiary.com/entry/2018/11/29/155913

 

ロングマン英和辞典「goody

https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/english-japanese/goody

*1:おまけや景品などに使われる